ランニングで調子がいいときほど怪我をしやすい理由

「調子がいいときほど、ランナーは故障しやすい」

そんな言葉を聞いたことがあるランナーも多いのではないでしょうか。あるいは実際に、調子がいいときに故障をしてしまった……というランナーも多いはずです。

シンプルに考えれば「調子がいいときほどスピード任せになりやすい」といった原因も考えられますが、他にも要因がないか……再考することこそ、長寿ランナーへの道がひらけます。

 

◆調子のいいときほど「練習強度」を上げすぎていませんか?

「最近、レースでの成績がいい」

「タイムが上がってきて、走るのが楽しすぎる」

こういった場合、達成感や喜びで“走ることに対しての喜び”が強く出がちです。これがアドレナリンの分泌にもつながり、走ること自体が楽しくて楽しくて仕方がないといったことも起こりやすいものです。

こういった“調子がいいとき”というのは、ランナーは欲をかいてしまうことが多くて、「より速いタイムで走りたい」という心理が強くなりやすいです。

結果的に、本来はアクティブレスト or 完全休養だった日にも、ペースが速めのジョグであったり、追い込んだ練習の翌日に“さらに追い込んだ練習をする”といったことが故障に繋がりやすいからこそ、「調子がいいときほど怪我をしやすい」という一つの理由でもあるんです。

 

◆アドレナリンの分泌は「痛み」を消し去ることも…

冷静なときほど自身のコンディションに対しての自覚はあるものですが、ランニングの練習が楽しくて仕方がないというランナーほど「アドレナリンの分泌」に支配されすぎていることがあります。

プロランナーや実業団ランナーは「走って治す」という選択肢を取る人も多いでしょうが、市民ランナーも「痛みが少ないから、練習しながら治していきたい」と思う人は多いのでは?

ただこれ、結果的に「一生、走ることができなくなる」なんて危険性もはらんでいることは忘れないでおきたいものです。

特にスピードがもともとあるランナーほど、アドレナリンが出る影響で“日頃の痛み”がマヒしがち。結果的に、痛みのある部位も無視して走り続けている事が多いんです。

ランニングにおいて「アドレナリンが出る」ということも、自分自身の痛みを直視できず、そのまま蓄積疲労で故障してしまうことにつながりやすいでしょう。

 

◆職業ランナー以外でも「メンテナンス」は欠かさない意識を

ランナーが最も痛めやすい場所が「膝」でしょう。

  • 腸脛靭帯炎
  • 鵞足炎
  • ジャンパー膝(膝蓋腱炎)

が代表例ですが、過去記事で膝の痛みの原因や対策でご紹介しているように、股関節の筋力不足・柔軟不足であったり、大腿四頭筋のストレッチ不足であることはよくあるケースです。

いわゆる「職業ランナー」、プロランナーや実業団ランナーは「日々のケア」に加えて「プロの体のメンテナンス施術」を受けていても故障するときは故障します。

市民ランナーの場合、接骨院や整骨院に毎日通院するといったことはほぼ不可能でしょうから、ついつい練習に重きを置いて、メンテナンス自体を軽視しがちなのも危険です。

以前から紹介しているように、骨盤の歪み・股関節の筋力不足や柔軟不足・大腿四頭筋が固まりすぎている・ハムストリングスをうまく使えていないということも、膝の痛みや下肢の痛みにつながりやすいです。

自分自身でのセルフメンテナンス、ストレッチなども意識することは大事ですが、もし少しでも痛みがあるようなら「プロの施術」も考えながら練習して長寿ランナーを目指してください。

 

まとめ

真面目なランナーほど記録が伸びやすく、真面目なランナーほどレベルアップしやすいのも長距離の醍醐味でしょう。

ただ、日々の生活に支障をきたすほどの痛みを抱えるまでに追い込むのは、いずれ“走ることができなくなる”という、自分自身が最も大きなストレスを抱える結果になりやすいものです。

調子がいいときほど……

  1. スピードが出やすい
  2. レースに多々出てしまう
  3. 休養日を設けずにオーバーワークになりやすい

ということが起きやすいので、冷静に自分の状況を把握するのも「ランニングの練習」として、自分自身の状態を向き合った練習をしてください。





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Runjoy!編集部です。 【編集長プロフィール】 愛媛県松山市にいる市民ランナー。大阪生まれで東京でメディアマンとしても活躍。 フルマラソンは未だサブスリーしておらず。 【PB】 フルマラソン: 3時間3分 ハーフマラソン:1時間23分(非公式) 10km:36分29秒 5km:17分50秒(非公式) 「ランニングフォーム」や「健康」を第一に考えるランナーです。 楽しく走りつつ、マナーのよいランナーになるのが目標です!