駅伝の「強さ」と「速さ」とはなにか?走り方と秘訣も!

あいも変わらず、満身創痍の筆者です。いろいろなところで声をかけていただき、恐縮でございます。

さて、世間は駅伝シーズン。そして、マラソンシーズンとなるわけであります。

筆者の場合は42.195kmどころか21.0975kmすら嫌うほどの“走り嫌い”ですが、唯一、駅伝だけは好みだったりします。

トップレベルに行けばいくほど“葛藤”が出てくる駅伝での「強さ」と「速さ」ですが、駅伝でうまく走るためへの秘訣も含め、駅伝での走り方を改めて考えてみました。

 

◆「走り始めは抑えて走るべき」の駅伝幻想

駅伝といえば”たすきの重み”があるだけに、つい自分の実力以上に飛ばして入ってしまう人が多いものです。

それゆえ駅伝の大きな失敗「大失速」で、チームの順位が後退して苦虫を噛みしめる思いをした経験のあるランナーも多いでしょう。

それゆえ「最初はゆっくり入って、落ちついていこう」と言いがちですが、それは本当に正しいのでしょうか?

よく”足を残す”と表現することがあるのも駅伝ですが、要は「抑えすぎて力が発揮できていない状態」を言います。これは筆者も経験があり、最後まで消化不良のまま駅伝区間を終える……なんてことがあれば、「もっと走ることができたのでは?」と後悔するケースです。

これはこれで「安全牌」を選んでいるので大失敗にはつながらないのですが、ベストパフォーマンスを出すにはもったいないことだというのが持論。

トップランナー、例えば実業団や大学生でもよくあるのが「スローペースでの抑えすぎ」により、力を発揮できないパターンなんです。

 

◆ペースに固執すぎるのも駅伝での失敗に?流れに合わせたペース配分

これはマラソンでも同様なんですが、“予定していたペースに固執する”というのも、駅伝においては失敗の元になりやすいです。

例えば短めの5kmの駅伝において、自らのPBが17分30秒として……「前のランナーが3分10秒/kmで走っていた」とすれば、どのようなケースが多いでしょうか?

多くは“そのランナーに合わせて追いつく”というパターンが多いですが、最後に失速してしまえば元も子もない状況になります。

逆に「自分は遅いから、目標ペースより5秒遅く走ろう」というのも、おおよそうまくレースはまとまりません。

走るのは人であり、時計でもありませんので、コース・周囲の選手の調子・気候やペースの流れで大きく変動してしまうのが駅伝です。

単独で走るマラソンとは違い、駅伝には“連帯プレー”という不思議な魔力があるのも、自身の力より速く走ることができる or 自分の力を見誤ってしまうということに繋がりがちです。

それゆえおすすめしたいのが「流れに合わせた柔軟なペース配分」なんです。

 

◆速すぎるランナーから受け取った襷&想定外に遅く受け取った時の駅伝の走り方

筆者は両方の経験があるのですが、

  1. 前のランナーが速すぎて、自分以上の実力の順位で駅伝レースが始まった
  2. 前のランナーが失速しすぎて、予定より後ろでスタートした

この2つでは、実は走り方を大きく変えていかなければいけません。

まず1の「想定以上に前で襷を受け取った」というときは、自分の実力を考えつつ、やや抑え気味に「全体をイーブンでまとめること」を意識すると失敗が減ります。

もちろん、その日の調子が良ければ前に食らいついてもいいでしょうが、あまりに自分の実力と乖離していた場合、後続ランナーに迷惑をかける結果にもなりえます。やはり、安定性を選ぶのも選択肢の一つでしょう。

では2も同じようにすればいいかといえば、けっこう違う場面が出てきます。

想定より後ろで襷を受け取った場合、周囲のランナーが自分の実力より“劣る”ということが多々あるためです。

にも関わらず、その周囲のランナーの集団に合わせてしまうと“前方での駅伝の流れ”には乗ることができず、チーム全体の勢いも失速しかねないことにもなりえます。

もちろん「突っ込みすぎる」というのはかなりのリスクが伴いますが、“自分が挽回してみせる”という気持ちと順位押しが、後のランナーに大きな影響を与えることが大いにあるのも駅伝の面白さです。

 

◆駅伝の「強さ」と「速さ」は単独走では測りかねない

素人ランナーで全身が満身創痍の筆者なので、トップランナーにはトップランナーの気持ちがあるのは承知しています。

ただそこは差し引いても、駅伝においての強さと速さは過去に学んでいるつもりです。

まず、強さ

抜かれた段階で、前のランナーとの力差を測り“粘るか背中につくか”を考えることと、後方から追いつかれたときの走り方を予めシミュレーションできるかどうか。

そして、そのシミュレーション通り「背中についたまま食らいついて、付いていくことができるかどうか」が駅伝の強さとも言えるでしょう。なお、もともと速い人が駆け引きで終盤に突き放す強さとは別物です。

これはトラックレースで培うことができるものでもあります。

また速さに関しては、こればかりは経験・実力に左右されるものの“その距離に対しての自分の力を最大限に出せる経験”は、自分なりの速さにつながるはずです。

同じ5kmの駅伝であれば「眼の前にPBを達成した自分を置いておく」というのも、速さにつながるはずです。

単独走ではなかなか“連帯感”は出ないものの、駅伝ともなると「襷のつながり」が出てくるのも駅伝のいいところ。

“観る”人にとっても“走る”人にとっても、この秋に改めて「駅伝の走り方」を再考してみませんか?

 

まとめ

駅伝は“単独走”とは別の責任感や緊張感がつきもので、走る前から緊張する人も多いでしょう。

とはいえ、走っている間は「単独走」でもあり、いかに力を出すことができるかどうかは“自分次第”でもあったりします。

駅伝においては「速さ」や「強さ」は着目されがちですが、冷静にクレバーになりつつ“楽しく・強く”というのも、市民ランナーの醍醐味かもしれませんね。





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Runjoy!編集部です。 【編集長プロフィール】 愛媛県松山市にいる市民ランナー。大阪生まれで東京でメディアマンとしても活躍。 フルマラソンは未だサブスリーしておらず。 【PB】 フルマラソン: 3時間3分 ハーフマラソン:1時間23分(非公式) 10km:36分29秒 5km:17分50秒(非公式) 「ランニングフォーム」や「健康」を第一に考えるランナーです。 楽しく走りつつ、マナーのよいランナーになるのが目標です!