「教育学」という視点のランニング

ランニング 教育

満身創痍の筆者です。ランニングのことが、すっかり頭から離れていました。

最近、物書きをすることが多いので「思考」が癖になっていますが、ランニングのことを思い出す時に「なぜ、日本人は走ることを嫌いになりやすいか」といった議題を立てていました。

そこには、「教育学」という視点を絡めると面白そうです。

 

◆学校教育から見る「ランニング嫌い」になる理由

実は筆者、こう見えても(?)高校教育免許保持者で、大学生の頃は教育学を勉強(するフリ)をしていました。

そこでよく議題に上がっていたのが「教育上での“こども”のモチベーション」。

子どもというのは素直なもので、「やりたくないこと」に対してはモチベーションが全く上がりません。むしろ、「アメとムチ」のムチの方ばかりを恐れ、「日本教育」の従事者となっている子どもが多いといえるでしょう。

例えば、「宿題」をしていないと“罰”が待っていて、部活動で「朝練」をサボっていると、顧問の先生からの“御仕置”が待っているという時代がありました。(今は体罰を行うのはほぼNG)

特に、部活動では“謎の走り込み”を強制された方も多いのでは?

中でも「野球部」、「サッカー部」は顧問によっては走り込みはもはや「伝統芸」であり、うさぎ跳びでおなじみの星一徹も真っ青なトレーニングを押し付けられたという経験をした方も多いでしょう。

そもそも「走る」という行為は人間独自の本能行為であって、押し付けられて「我慢」や「忍耐」の手段に用いられることが間違っていると考えています。

体育会系で育った方ほど、「マラソンをする意味が分からない」と考える方が多いですが、これは日本の教育によって、“走る行為”を「我慢」や「忍耐」という、いわば「メンタルトレーニング」の一種として扱われたからでしょう。

もちろん中には、社会人になり、元々野球部だった方が「マラソン愛好家」になることや、自衛隊に入ったことから「駅伝で走るうちに、改めてランニングが好きになった」という方もいます。

それにしても、日本人が「走ること」を嫌いになる理由の一つが、部活動、すなわち教育上での「走り込みの強制」なワケです。

 

◆子どもが「ランニング好き」になるのは親の影響もある

もともと、子どもは走り回ることが大好きです。

それもそのはず、歴史をたどれば人間は“狩猟する動物”だったわけで、走り回ることがDNAレベルで先祖から受け継がれていると言われても、何ら不思議はありません。

生存するために走り、食べ、そして寝る。

この、人間本来の本能を思い出させてくれる行為こそ、我々市民ランナーも楽しんでいるランニングです。

ランニング愛好家の中には、お子さんに「陸上部に入って欲しい」という方もおいででしょうが、強制することは、おそらく将来的にお子さんにとってマイナスになります。

「走りたい」という欲求は、本来は能動的なもので、人から押し付けられる受動的な行為ではないからです。

逆に言えば、子どもが「走りたい」と思えるのは、親の影響も大いに影響しています。

例えば、親が楽しそうにマラソンを完走していれば、子どもはおそらく「僕も(私も)お父さんやお母さんのように、走るのが速くなりたい」と思う可能性もあるでしょう。

子どもは見ていないようで“親の背中”を見ているもので、ランニングやマラソン後の、爽快感溢れる笑顔は子どもにとって、何よりのモチベーションになっているはずなのです。

 

◆ランニングは「思考すること」が得意になりやすい

筆者はけっこうゲスな性格なので、「思考しない人」を見下す傾向があります。反省しています。

そんな、川谷絵音さんも驚きのゲスを極めた筆者が思うに、ランニングは“思考すること”を助長してくれる運動行為だと考えています。

そもそも、思考することには、頭に血流が流れる必要があります。

「疲れたらチョコレートを食べるべし」というのは、糖分が脳に回りやすいからでしょう。

つまり、全身運動であり、現代人のストレスの原因である「デスクワーク」や「立ち仕事」の疲れやコリを緩和してくれるのは、ランニングやスイミングなどの有酸素運動にほかなりません。

つまり、定期的に有酸素運動を行っている人ほど、「思考すること」がスムーズになります。

これは、実は子どもにとってもいい事づくしです。

勉強をして、テストで良い点数を取ること自体は「記憶力」さえ良ければこなせることですが、その先の「生きること」や「自分の人生での選択肢」を迫られる際には、「知識」だけでは足りません。

そこには経験や思考することに裏打ちされた「知恵」が必要です。

トップアスリートは、思考することの連続で体を動かし続けます。あの高橋尚子さんも、「考える事」で練習を積み重ね、今や野球界のレジェントと言われるイチロー選手も、明言を多く残しています。

トップアスリートとして活躍するには、ずば抜けた身体能力に合わえて、「知恵」が必要です。

いかにパフォーマンスを上げることができるかは、「運動能力」や「知識」だけでは難しく、いかにそれを昇華できるかの「知恵」が要求されます。

これは実は、「定期的な運動」で、脳を活発化することで、我々も可能なことだと言えるでしょう。

仕事のできる人は「運動好き」というのはよく言われますし、酒や煙草やギャンブルにまみれた大人よりかは、スポーツで汗を流す大人の毎日の笑顔の方が、健全で健康的だと思うのは、筆者の「先入観」でしょうか?

 

まとめ

日本の教育は真面目です。ただ、ひたすら「知識をつけること」に依存する傾向があります。

そんな教育環境で育ってきた子どもが、いざ社会に放り出されて“大人”になったときに待ち受けているのは、「知恵をいかに使えるか」です。

日本の場合は「我慢」や「根性」といったものが要求されがちで、今やネットでは溢れている「社畜」という言葉すらもありますが、それは果たして“幸せなこと”なんでしょうか?

柔軟な思考ができるように、日頃ストレスがたまっている方、あるいは、お子さんがふさぎ込んでいる方は「ランニング」を一緒にされてみてはいかがですか?

親と子どもが一緒に走る行為は、おそらくお子さんの記憶の断片に残ることは間違いありません。

 

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Runjoy!編集部です。 【編集長プロフィール】 愛媛県松山市にいる市民ランナー。大阪生まれで東京でメディアマンとしても活躍。 フルマラソンは未だサブスリーしておらず。 【PB】 フルマラソン: 3時間3分 ハーフマラソン:1時間23分(非公式) 10km:36分29秒 5km:17分50秒(非公式) 「ランニングフォーム」や「健康」を第一に考えるランナーです。 楽しく走りつつ、マナーのよいランナーになるのが目標です!