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マラソンやランニングが体に悪いのは本当?嘘?

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マラソンやランニングが体に悪いのは本当?嘘?

近年のマラソンブームにともなって、ランナーは急増中。ただ、よく起こりうる論争が「ランニングやマラソンは体に悪い」という意見。

これは正解でもあり、不正解でもあるというのが意見ですが、「どちらかといえば“体に良い”」というのが筆者の意見。

ランニングが健康に良く、マラソンが体に悪いというイメージを払しょくすることができる理由、ご存知ですか?

なぜマラソンは体に悪いと言われるか

一般的に、「42.195kmを走る」という行為は、あまり体にいいという意見はありません。

そもそも、30km以上走ることは、一般的な人(アスリートではない方)にとっては、筋持久力が維持できない原因にもなりえます。

というのは、トップアスリートがフルマラソンを走るタイムが2時間~2時間30分なのに対して、市民ランナーで日ごろ練習量が少ない方の平均が4時間~6時間のためです。

つまり、長時間“筋肉を酷使する”ということは、明らかに体に疲労感を残す原因になるといえるんです。

なので、一般的に“フルマラソンを走ること”というのは、長時間の持久運動が原因で、筋疲労を中心に“疲れが残りやすい”といわれることが「体に悪い」と言われる大きな理由。

また、フルマラソンでは死者が出ることもあり、普段、きちんと有酸素運動を習慣にしていないランナーが「フルマラソン」を急に走ることで、心筋梗塞などの健康被害が襲う危険性も高いです。

筋組織だけではなくて、心臓などに負担がかかりやすい状況になる=マラソンは体に悪いというのが、大まかな一般的な意見でしょう。

マラソンが体に悪いのに「やめられない」理由

実は筆者も、2月12日の愛媛マラソンを強行出場した身。

というのは、「バレリュー症候群」という、交通事故による自律神経の乱れや、むちうちによる骨盤の歪みがあり、練習でのタイム以上に「フルマラソンという距離」への危険性は高かったためなんです。

ただ、マラソンって「辞める勇気」がなかなか持てないという方が多数では?

たとえば、ランナーズニーなのに練習が止められない。

足底筋膜炎なのに、ランニングを辞めるという選択肢がない。

そんなランナーが多いのには、“マラソンを完走する達成感”や、日ごろ、“ランニングをした後の爽快感”が脳に植え付けられているからですよね。

これに対して、「ランナーズハイの危険性」を謳うブログや雑誌も多いですが、これは少し違うというのが筆者の意見です。

そもそも簡単に「ランナーズハイ」にはなれない

「ランニングやマラソンが体に悪いのは“ランナーズハイ”で中毒になっているから」という意見はよく見ますが、そもそも「ランナーズハイ」にはそう簡単にはなれません。

「ランナーズハイ」というのは、走っていて体が限界点を迎えた時に脳が“苦しさ”を紛らわせるために出す、一種の防衛反応ともいえるんです。

これを体験できるのはそうそうなく、たとえば箱根駅伝のランナー、マラソンを2時間前半で走るランナーが「身体の危機」を感じ取って、脳から出るアドレナリンやノルアドレナリンなどの物質と同時に、βエンドルフィンが出ることで“一種の快楽”を感じるためです。

ただ、市民ランナーでも個人差があり、この「βエンドルフィン」がランナーズハイだけではなくて、日ごろのランニング習慣の“モチベート(動機)”の大きな理由となっているという医学意見もあります。

ただ、これだけが「ランニング」や「マラソン」に夢中になっているという“最たる理由”とは言い難いのも事実です。

場合によっては「ランニング」「マラソン」は体に良い

「お金もらってもフルマラソンなんて走らないよ」という方からすれば、マラソンはただ単に“体に悪い”という競技。

ただし、体験上は、ランニングやマラソンが体に良いという部分は多々あります。

これは一般的に言われる、肥満や生活習慣病に対しての健康意見のみではありません。

人間が本来、“動物として”生存している本能部分に敏感になれるということが大きな理由だと考えています。

たとえば、ランニングやマラソンも「走り方」によっては体のリハビリになることもありえます。

というのは、ランニングは前進運動であって、フォーム次第では体に大きな負担を寄せないことが可能なんです。

一般的に故障しやすいランナーというのは、着地衝撃など重力への反発が体幹でうまく吸収できないため、前進運動が「全身運動」の負担になってしまいやすいわけです。

きちんと腕振りができていて、着地は体の真下、体がぶれない姿勢だと「ランニング」や「マラソン」はむしろ、上半身のコリをほぐす・自律神経に良い影響があり、「マラソンが体に悪い」というのは直ちに評価できない意見だとも考えています。

たとえば筆者の場合は、交通事故により骨盤の歪みが発生し、足首の痛みや坐骨神経痛にもなっていますが、「交通事故の被害者意識」は少なからず、ランニングやマラソンで解消できています。

ランニングをした後は首周りの緊張感も取れ、ペインクリニックでは積極的にランニングが推奨される場合もあります。

「体に悪い」というのは、ランナーがいかに“自分の体に向き合えているか”が主軸になってくるのではないでしょうか?

ランニングが体に悪いかどうかまとめ

とはいっても、体にムチを打つランニングやマラソンは、「生涯健康」を考えれば決して“良い”とはいえません。

周囲のイメージや意見は置いておき、“自分がどう健康を管理できているか”を意識して、自分の体に向き合ってみて「健康効果」を考えたいところですね。

この記事を書いた人

わたぞう
大阪生まれ愛媛県松山市にいる市民ランナーです。 フルマラソン2時間57分、ハーフマラソン:1時間23分、10km:36分29秒、5km:17分32秒 「ランニングフォーム」や「健康」を第一に考え、楽しく走りつつ、マナーのよいランナーになるのが目標です!
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