効果なしは嘘!? LSDの本当の意味と走り方とは

LSDの効果

雑誌やネットで最近、「LSD懐疑論」がよく見られます。実は筆者、LSDということに意味が見い出せずに、未だにゆっくり長く走るということが苦手です。

そもそも、“わざとゆっくり走る”ということで、「毛細血管が広がる」であるとか、「遅筋がつく」というのは“科学的には”証明されていないようなんですね。

ただし、LSDもとい、“ゆっくり長く走る”ということは必ず必要になってくることだと、自分にも叱咤している毎日。

しかしながら、雑誌や見聞録をもとに「LSDは必ず必要だ」には懐疑的です。

ほんとうの「LSDの意味」、意識して走っている方は何割いるんでしょうか?

◆「LSDそのもの」の意味とジレンマ

実際、ジョグノートでたまたま見かけた方の練習内容に「LSDメイン」という方がおられました。

驚くことに、ペースはキロ11分ほど。歩くより遅いペースとは、このことでしょう。

その方のフルマラソンのPB(パーソナルベスト)を見て、さらに驚き。

2時間45分50秒

筆者には一生かかっても不可能なタイムを、LSDメインで叩き出していたことに驚愕した記憶が、鮮明に残っています。

そもそもLSDとは御存知の通り、「Long Slow Distance」の略で、Wikipedia先生曰く、下記のとおり。

 

Long Slow Distance(ロング・スロー・ディスタンス、LSD)は、ランニングやサイクリングにおいて有酸素持久力トレーニングの1形態を指す。

LSDトレーニングにより、循環器系の機能、体温調節の機能、ミトコンドリアのエネルギー生産能力の向上、骨格筋の酸化容量の増加、燃料として脂肪を利用する割合の増加といった身体機能への影響がある。

ドイツの医師でコーチでもあるエルンスト・ファン・アーケン(英語版)は、一般的に持久力トレーニングの方法としてLSDを確立した第一人者と目されている。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/Long_Slow_Distance

 

脚づくり以外にも、循環器系の機能向上により、“長時間動くことができる体づくり”がLSDのメインといってもいいでしょう

ただ、LSDをする前にしておいたほうがいいのが、フォーム作りと、心肺機能そのものの底上げ。

多くのベテランランナーが“長距離は強いが、駅伝は苦手”というのには、「正しい呼吸法」が身についていない傾向があるんです。

なので、LSDで“動ける体づくり”ができても、サブスリーのようなスピード持久力が求められるレベルに至るまでは苦労される方も多いはず。

もちろん、もともと心肺機能が先天的に優れている方は別でしょう。

昨今の「LSD不要論」を見ていると、ある違和感を覚えます。

それが、LSDをやる意味がない=スピードトレーニングにこだわるべきという一極論

これ、かなりジレンマが発生する命題でもあるんですが、「LSDをやる意味がない≠スピードトレーニングさえすれば速くなる」ではないのが、なかなか奥深いところでもあるんです。

 

◆LSDの正しい意味と効果って?

比較的、若いランナーに多いのが、「スピードで押していく」というタイプ。

反して、ベテランランナーに多いのが、「ロングジョグで培ったスタミナを活かすフルマラソンの走り」でしょう。

基本、練習よりも「無駄のない走り」を意識する筆者にとっては、「御託はいいから、さっさと走ってこい💢」とでも言われそうですが、時は金なり。

効率の良さも絶対にレベルアップには必要なはずです。

その効率の良さは、実は正しい体の使い方を身につけること。

たとえば、せっかくスピードトレーニングをしていても、心肺をフル稼働できずに足が死んでしまうフォームだと、故障を誘発するドMプレイにもなりかねません。

あるいは、何も考えずにひたすらLSDをするというのも、人生の大事な時間や家族との時間を削っていることにもなります

もちろん、“走ることが好き”、これがランナーにとっての「原点」なんでしょうが、楽しく確実にレベルアップするには、ある程度の制約も出てきます。

生活の過半数をランニングに充てることができるランナーこそ「強いランナー」になりえますが、全員が全員“そう”とはいきません。

なので、LSDをする意味を見出すときには大事にしておいたほうがいいこともあります。

 

🏃🏻1km全力で走ったときのフォームと全く一緒のフォームでLSDできているか
🏃🏻音楽は聴かない
🏃🏻常に全神経を自分の体に向ける
🏃🏻骨盤を立たせる(お尻を上げる)
🏃🏻胸を開く(猫背にならない)
🏃🏻内転筋から足を振り出す
🏃🏻肘の角度と肩の脱力に注意
🏃🏻肩甲骨と骨盤がLSDでも連動している

 

このようなことを実践できてこそ「LSDの本当の走り方」ができている意味といえ、他にも自分の弱点と向き合ってゆっくり長く走る練習こそ、“本当のLSDの意味”ともいえるのでは?

残念ながら、御託ばかりの筆者はLSDが大の苦手です。

つまり、本当にLSDを正しく実践できているランナーこそ、“強いランナー”であり、“速いランナー”ともいえるんでしょう。

 

まとめ

最近の「LSD不要論」には、ありきたりな「即席論」や「バイアス」が浅く語られることが多いように感じます。

というより、市民ランナー向けというよりも、実業ランナーのようなハイレベルのランナーを例とした「不要論」が語られることが多いと感じています。

筆者がいつまでも遅いのは、きちんとした“本当のLSD”ができていないから。

真に強いランナーになるには、「LSDの意味」を考える力もあるということかもしれませんね。

たまには筆者も、自分の弱さに勝たねばならないのかもしれません。

【画像出典】

http://healthandstyle.com

LSDの効果

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Runjoy!編集部です。 【編集長プロフィール】 愛媛県松山市にいる市民ランナー。大阪生まれで東京でメディアマンとしても活躍。 フルマラソンは未だサブスリーしておらず。 【PB】 フルマラソン: 3時間3分 ハーフマラソン:1時間23分(非公式) 10km:36分29秒 5km:17分50秒(非公式) 「ランニングフォーム」や「健康」を第一に考えるランナーです。 楽しく走りつつ、マナーのよいランナーになるのが目標です!