神戸マラソン前日のブースで、第一生命の横沢永奈選手にフォームを改善してもらった筆者です。
「きれいなフォームですね」と言われご満悦だったわけですが、気になっていた腕振りと骨盤の位置を指摘され、「さすがプロ」と実感したわけでありますが、やはり腕振りと骨盤の位置は速く走るための要。
すっかりと第一生命のファンになってしまった(?)筆者ですが、指摘してもらった部分もふまえ、「正しい腕振り」と「骨盤の位置の矯正」について振り返ってみました。
◆楽に腕振りをして骨盤と肩甲骨を連動させるには?
これまでの筆者の場合、ピッチをあげようと腕振りの際に、拳の角度に苦労していました。
手の甲を上に向けるように変えたものの、やたらと肩がこるというケースが多かったんです。
実は、腕振りの肩こりで悩むランナーは多いようなんです。
筆者自信が「腕振りはしなくていいぐらい」と主張しながらも、肩が旋回するような動きになってしまい、縦振りで骨盤と連動すべき腕振りが、横振りで力がうまく下半身に伝わっていなかったことがわかりました。
第一生命の横沢永奈選手にアドバイスをもらったのが、親指をたてて走ると、うまく脇がしまって肩甲骨が動きやすくなるということ。
画像ではわかりにくいですが、実際に親指を立てて肩甲骨を動かすイメージで腕振りをしてみてください。
無駄な力が抜けて、肘を引くのもナチュラルにできるはず。結果的に肩甲骨がしっかりと動くので、その反動が骨盤と連動しやすくなるんです。
◆正しい骨盤の位置は「高めのやや前傾」
筆者はデスクワーク歴が長く、しかも腹筋が弱いので“骨盤が後傾している”のが弱点。
ずばり、ランニングフォーム診断でもそこを指摘されましたよ。
骨盤が後傾すると、足を前に出すのに無駄なエネルギーを使ってしまいますよね。
骨盤を前傾させるためには、「腹筋を鍛えてくださいね」というご指摘をいただいたんですが、同時に肩甲骨の柔軟性を上げることも大事です。
骨盤が後傾していると、“脚で走ってしまう”という負担がかかり、故障も起こりがち。実際、筆者も神戸マラソンの写真を見返すと、やはり骨盤は後傾していました。

骨盤が後傾すると、顎も上がって上半身に無駄な力が加わり、それが肩甲骨の動きも制限されがちに。結局、上半身と下半身の連動がうまくいかず、チグハグのフォームになってしまうんです。
理想は、アフリカ人ランナーの骨盤の位置。
出典:http://e3rc.up.n.seesaa.net
骨盤を前傾させるには、腹筋の強化と正しい姿勢を心がけることが大事なようです。
ちなみに筆者はピラティスのモニターに参加予定。しっかりと正しいフォームを身に着けて、レベルアップしてみますよ~!
まとめ
いかがでしょうか。
神戸マラソンでは20kmから失速し、ファンランと化したレースに“燃えるシーズン”になりそうな筆者。
秋に納得のいかないレースになられた方も、練習と共に「フォーム適正化」でレベルアップを目指しましょう!
【TOP画像出典】
コメントを残す