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体の真下で着地するランニングフォームが故障しにくいメカニズム

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体の真下で着地するランニングフォームが故障しにくいメカニズム

「速く走りたければ、体の真下で着地しよう」とはよく聞く話ですよね。

しかも、体の真下で着地すれば「故障しにくい」ともいわれます。

ただ、ネックなのが「体の真下で着地するってどういうこと?」と感じている方でしょう。昔の筆者です。

体の真下で着地すれば「速くなり」、「故障も少なくなる」メカニズムについて解説したいと思います。

この記事を読むと以下のことがわかるようになります。

  • 体の真下で着地するとランニングが速くなる理由
  • 体の真下で着地すると故障しにくくなる理由

着地ばかり意識していて故障続きの4年前

ちょうど4年前ほどが、いわゆる「フォアフット着地」のブームの始まりでした。

同時に、「ベアフットランニングシューズ」も流行り始め、雑誌を眺めながら筆者は、「そうか!フォアフット着地になればいいのか」と鵜呑みをして練習に励んでいました。

結論からいえば、確かに走力は上がりました。

フォアフット着地を意識し、「ペースを上げる」ということに意識を置いた練習が多かったため、知らぬ間に心肺機能向上ともなっていたわけです。

ただ、「着地を変える」ということばかりに意識があったため、上半身はブレたままですし、足は後ろに流れる始末。

今もブサイクですが、当時のフォームはグチャグチャでした。

結果的に、慢性化したシンスプリントや、たまに発症する膝痛でよく悩んでいたものです

あのとき、鍼灸整骨院とペインクリニックに払った金額で、ランニングシューズ何足買えたでしょうか……?

体の真下で着地するには下半身の修正も大事

筆者にシンスプリントグセがあったのは(厳密には「ある」のは)、脚が後ろに流れていたためです。

普通、着地をした後は上半身のひねりの反動で、脚がすぐに前に出されるのが理想とされています。

ただ、当時はそんなことはあまり意識しておらず、フォアフット着地→脚が後ろに流れる→蹴り出しが遅くなるといった、ムダな動きがあったことが故障を誘発するようにもなっていたのです。

そこで意識したのが「内転筋」です。

これはNさんに指摘されて改善に取り組んだのですが、膝より下に意識を置きすぎると、太ももなどの「大きな筋肉」を動員できずに、ふくらはぎから足首、足裏に負担がかかってしまうんです。

そういえばと思い返せば、筆者も昔はフルマラソンでふくらはぎをよく攣っていました。

要は、内転筋を意識して走ることで、大きな筋肉を支点にして脚を蹴り出す意識をつけるということなわけです。

結果的にストライドも伸び、なおかつ故障の原因ともなる膝下への負担も減ることとなり、故障が減りました。

今は練習量が激減していて、故障のしようがありませんけど。

体の真下で着地するには上半身が大事

体幹が重要!上半身主導で走るコツ」でもご紹介したように、上半身の体幹を利用して推進力をえることが、結果的に「体の真下で着地すること」になります。

意識としては、前傾姿勢になることが自然とできることがカギです。

走り出しは体を倒すように→肘を起点として肩甲骨を大きく動かす→体幹のひねりで内転筋から脚が動かされる→瞬時に着地(この瞬間、違う脚の蹴り出しのために上半身の捻りが生み出されるときに、空中にある脚が真下で着地されることが理想です)→着地した瞬間に違う脚を蹴り出す

この一連の流れには、下半身では太ももなど大きな筋肉を使うことと、上半身では肩甲骨を主導に体幹のひねりを使って脚の蹴り出しを「戻す」という意識が必要です。

それが結果的に「体の真下で着地できる」ことになります。

人間の体は不器用なものなので、まずは下半身から整え、そして上半身の動きを修正していくことで、体の動きがどんどん修正されていきます。

要は、上半身と下半身の連動から、着地が体の真下になるわけです。

体の真下で着地するランニングフォームは故障しにくくなる

言葉にすると難しいようですが、動き自体は単純なものです。

裸足で走ったときは、自然に体の真下で着地しようとしているはずです。なぜなら、そうしないと足を痛めてしまうからなんです。

「体の真下での着地」で、「一つ上のランナー」を目指してみませんか?

この記事を書いた人

わたぞう
大阪生まれ愛媛県松山市にいる市民ランナーです。 フルマラソン2時間57分、ハーフマラソン:1時間23分、10km:36分29秒、5km:17分32秒 「ランニングフォーム」や「健康」を第一に考え、楽しく走りつつ、マナーのよいランナーになるのが目標です!
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