今月、月間走行距離が260kmに至った筆者です。
愛媛マラソンが2/7ですので、今月は気合いが入ってよく走っているんでしょうね。
非常に満足しています。
ただ、筆者の場合、“月間走行距離”にそれまで固執しない練習です。
むしろ、月間走行距離が長ければ長いほど、記録が伸びにくくなるタイプもいるんです。
記事の内容
練習で重視するのは「心地よさ」!オーバートレーニング症候群はNG
ドメイン移行前に記事にしたものの、バックアップをミスって消してしまったのは「オーバートレーニング症候群」について。
マラソンを嗜む人って、頑張り屋さんが多いですからね。
ついつい、「毎日、20km以上走ってますとか」、「30km走を頻繁にしてます」とか、それは凄いことですし、現に周囲の皆様は筆者のようなチ●カスとは違い、サブ3以上の記録を続々と残されておられます。
ちなみにチン●スは●ンカスなりに頑張ってるんですよ。
余談が多くなりましたが、要するに、走行距離ばかりにとらわれて毎日、“何の目的もなく”、“距離稼ぎ”をしている人は、とにかく効率が悪いと思います。
今回ははっきりいいます。“効率悪いです”。
確かに、継続していれば記録は維持できますし、努力をすることで精神的にタフにもなります。また、フルマラソンに対しての恐怖もなくなります。
ただ、それを20年維持できますか? 20年後も、走り続けることができますか?
オーバートレーニング症候群に学ぶ、練習のしすぎによる消耗とは
はっきり言って、“マラソン”というスポーツは、決して体に良くありません。よく、「健康を考えたら、マラソンは毒なんだよなぁ」という意見を聞きますが、仰るとおりなんですね。
ただ、競技者としてマラソンや駅伝を嗜む紳士・淑女の皆様は、健康なんて‟糞食らえ”と思っている方もいるのでは?
現に、月間走行距離信仰に“喝”を入れ始めている根性なしの筆者ですら、「健康のためなら死ねる」とまで、走ることを愛しています。
だからこそ、いつまでも“競技者”として走ってほしいと思うわけです。
雑誌やネットの情報を鵜呑みにし、「とにかく走行距離を増やせば速くなるんでしょ?」という方こそ、月間走行距離信者になってほしくないんですね。
練習からの回復力は人それぞれなので、一概に“走りすぎがすべて悪”とまでは言わないです。ただ、走行距離信仰を信じ続けた結果、腸脛靭帯炎やシンスプリントになってしまう。
そういうことでは、“走ることが楽しい”という、本来の目的がおろそかになるんじゃないでしょうか?
確かに記録が出ると、高揚感があります。もっと速くなりたいと思います。
でも、故障をしたらどうしますか?
医者に「おまえ、走りすぎ。走るの、もう一生無理な」とか言われたら、筆者なら絶望すら感じるかもしれませんね。
月間走行距離を稼ぐのはあくまで「手段」であって「目的」ではない
とはいえ、好記録を出すためには“練習量”は必要不可欠です。
ただ、練習の“質”を意識しなければ、それははっきり言って“絶対に記録が伸びる”と錯覚しているだけだと思います。「じゃあ質ってなんだよ」って方は、それは自分で組み立てるから面白いのでは?
「走行距離稼ぎ」が質の高さだと感じる方は、継続してもらってかまわないと思います。
「これだけ走っても、サブ3ができない」とか、「朝練頑張ってとにかく距離稼ぎ」との方、否定はしません。
それで記録が伸び続けるタイプもいます。ただ、全員ではないと思います。
練習のアプローチを変えてみてはどうでしょう?
実は筆者も、最低でも300km/月を走っていた時期がありました。
ただ、慢性的なシンスプリントを発症しました。今でも、練習の仕方を間違えると痛くなります。今は、それとの付き合い方も感じていますが、記録は少しずつ伸びてきています。
フルマラソンは苦手なので、初フルマラソンの4時間00分10秒から51分程度の記録しか伸ばせてませんが、10kmを50分走ることで満足していたのが、今では36分台で“ヒィヒィ”走れます。
先日の大島駅伝では大失策をしてしまいましたが、本来なら並み居るサブ3ランナーと駅伝で対抗できます。
そんな筆者、練習のアプローチを、「フォームの美しさを獲得する」ということに手段を変えたんです。
今となっては、目的に近くなってきて本末転倒なところもありますが……。
ただ、長年走るため、また、記録を向上させるために、“適切なフォーム”で走るのは大事だと思うんです。もちろん、自身のフォームが“理想”だとは思えません。むしろ、無駄も多いと思います。
ただ、スピードトレーニングばかりしたりだとか、月間走行距離にとらわれるだとか、いつか走るのが嫌いになってしまいそうな追いこみ方はしません。
「フォームを作ることが、先の練習につながるし、基礎的なことなんだ」と信じてやってます。それに、故障防止になると思うんです。
もちろん、インターバルもしますし、坂道ダッシュもします。ペース走もします。ただ、それはあくまで目標への手段なんです。
「練習のために練習をしているやつは伸びない」って偉い人が言ってました。名前、失念しましたけど。
まとめ
走るって楽しいですか?って筆者はいろんな人の走る姿を見て、心で問いかけてます。ちょっと気持ち悪いですけど、割と本気でそうしてます。
もちろん、走る目的なんて人それぞれ。今回、筆者が主張した意見もあくまで持論です。筆者にも「走るためなら死んでもいい」と思っていた時期がありました。
でも、死んだら“この世”で二度と走れませんよね。
ちょっとした精神論になってしまいましたが、もし走ることに疲れた人が、また記録向上を狙いたいのであれば、練習のアプローチを変えればいいと思うんです。
筆者はアプローチをしっかり変えました。
“2015年はサボってばかりだったので、2016年は「月間走行距離を伸ばす」”です。
いい目標だと思いませんか?
【画像出典】
https://designxinteraction.files.wordpress.com/2012/10/marathon-runner.jpg
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